嵯峨野明月記


辻邦生 「嵯峨野明月記」40年以上前に発売された小説です。「背教者ユリアヌス」「西行花伝」は読んだのですが、4月日経新聞・文学周遊に掲載されていたので、興味を覚えて、図書館で借りてきました。「嵯峨本」の刊行をする角倉素庵と協力する本阿弥光悦俵屋宗達の生涯を、3人が一人づつ語っていく、独特の方法で物語が進んでいきます。歴史背景もわかり、引き込まれました。